空手は学校体育
学校体育で武道と認められているのは、剣道、柔道、相撲、空手である。薙刀も入ったかも知れないが知らない。他にも後から加わったかも知れない。しかし、これは政治の力で決まることで、そんなことはどうでもよい。政治力が正義とは言えないからだ。
次に、空手を採用している中学校はほとんどない。部活動としても採用していない。一部に空手を採用している中学校がないでもないが、それは統計的にはゼロに等しいものだ。ないと言っても間違いではない。
全国中学校空手道連盟と言う、ほとんど実態のない組織もある。実態もなく、その実務をほとんど都道府県空手道連盟に依存している有名無実の組織だが、その有名無実の組織が行なう全国中学校空手道大会(実は名称さえ定かではない)だけは、保護者の注目を集めているから、いずれは実体を持つ時代が到来するかも知れない。
空手を体育成果として採用している高等学校も、統計的にはゼロである。高校では部活動としては行なわれている。全国高等学校体育連盟(高体連)と言う立派な組織に位置づけられている。
※ここで、このようなことを取り上げたのは、これが空手道場の経営と密接に関わっているからである。
大学は成人だから置くとして、高体連では空手は立派な体育である。しかし、小中体連には空手と言う種目はない。一部の人たちが、空手の隆盛を願って、中学校での空手採用の努力を続け、それが有名無実な中学校空手道連盟を形成している理由なのだが、もし、中学校で採用され、それが小学校体育連盟にも及んだら、街の空手道場は無用の長物と化するに違いない。街道場など要らなくなるのだ。
空手人口が武道では最大
一時代前にはこんなことは考えられなかった。高等学校の武道場は、剣道場と柔道場である、空手道場はない。私立では多くはないが空手道場を持つ学校もあり、皆無とは言えない。これが公立高校では皆無に近い。
それでいて、空手人口は最大である。これが意味するところが、街の空手道場への期待と需要の高まりであることは分かろう。これはわが国のみならず世界的な傾向である。国により、文化により、空手道場に求めるものに違いはあっても、空手道場の需要は大きいのである。
空手習う主力は子供たち
わが国で言えば、学習塾が社会現象となって久しい。いろいろな子供たちのスポーツ教室などもこの延長上にあり、空手も例外ではない。空手道場とは、空手学習塾なのだ。世界で需要が増大しているのは、この空手学習塾である。
成人の空手需要もないではない。競技会でもそうだが、成人と子供が混在する空手道場はローレベルである。何故なのか。大人の場合は、空手遊び、武道遊びなので、子供の学習に悪影響を与えても、よい影響はない。大人の遊びに力を割くかどうかが、道場も競技会も曽於のレベルを決めるのだ。
※この高い需要が、空手道場に様々な問題をもたらす。
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